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大熊ワタルwith渋さ知らズオーケストラ

わたしは渋谷という街が非常に苦手で、基本的に用事がなければ絶対に赴かないのですけど、渋谷に行く用事といえばわたしの場合100%の確率で「ライブを観に行く」ということなんですけど、そんでこないだも渋谷にライブを観に行ったんですけど、基本的に絶対に赴きたくないにも関わらず結果としてライブを観るために月に一回は渋谷に赴いており、かつライブは楽しいものであり、ということは「渋谷に行くと100%の確率で楽しいことがある」ということであり、最近のわたしの脳は「渋谷のこと結構好きかも……?」と認識するようになっており、これはいわゆる脳がパブロフの犬化ということであり、同様に、ハゲている人を見ると自動的に「かっこいい」と認識してしまう症状も呈しており、結果として、北陽一郎がすごいかっこいい、と思っており、しかし、太田惠資もかっこよかったし、大熊ワタルもかっこよかったのです。渋栗レコ発記念ライブに行ってきました。

渋栗

渋栗

このCDは渋さ知らズ栗コーダーカルテットがお互いの曲をカバーしあうという趣旨なんですけど、コンポステラの「月下の一群」を渋さと栗コーダーがそれぞれ演奏したのが入ってたりしてすごいお買い得です。あとすごいのは渋さのメンバーの中に大熊ワタルが入っていることです。先日のレコ発ライブでも大熊ワタルが参加しており、これはもう大熊ワタルwith渋さ知らズオーケストラにしか見えない……今年のわたしは大熊ワタルが好きで好きでどうしようもなく、今年買ったCDの九割以上に大熊ワタルが含まれているという有様、なぜそんなに大熊ワタルが好きなのか、もう顔を見ているだけで嬉しい。大熊ワタルが「月下の一群」を演奏しておる……!と思って泣きそうになる。どうして中川敬はわたしのためだけにソウルシャリスト・エスケイプを再結成しないのでしょうか?
そういったわけでライブ中も大熊ワタルばっかりみていました。「火男」で大熊ソロがあったときとか大変嬉しかったです(でもわたしの周りにいた渋さファンの若者たちは大熊ワタルとかどうでもよさそうでした)(渋さの客は前の方に暴れたい若者が、後ろのほうにジャズが好きそうなおっさんが、それぞれ配置されます)。

一番最初にトランペット吹いてるのが北さんです。
あと面白かったのは、栗コーダーが渋さの「火男」とか「ナーダム」を演奏したら渋さの客が一部「ウケていた」ことです。わたしはCDをだいぶ聴いたあとだったので「そういうもんだろう」と思っていたけど、あの「火男」がリコーダーで演奏されている!というのは初めて聴く人には面白かったのかも……あと栗コーダーのお客さんの一部が、渋さが始まったら「いなくなってしまった」のも面白かったです……帰ったのかな……(O-WEST内に一部パイプ椅子で指定席ができていて、栗コーダーのお客さんとおぼしき人たちが座っていたのだけど、渋さが始まったら空席が目立っていた)(渡部さんがMCで「栗コーダーの四人はとてもかわいらしい、動物でいうとリスのような、家に持って帰ってその音色を楽しみたいような感じですが、これから出てくるのは、同じおっさんでも、野良犬みたいな、それも汚いほうの野良犬みたいなおっさんです」というようなことを言っていたので、汚いおっさんがゾロゾロ出てくるのを見たくなくて帰ってしまったのかもしれない……)。
アンコールは渋さと栗コーダーが一緒に「ピタゴラスイッチオープニングテーマ」を演奏するという、至福の三十秒間でした(この三十秒のために、一旦退場した渋さのメンバーが全員戻ってきたのだからすごい)。大熊ワタルが渋さのレギュラーメンバーになったらいいのになあ!と思いながら帰りました。
ソウルシャリスト・エスケイプ(中川敬大熊ワタルのバンド)が再結成されますように!と念じつつ、今日は、三ヶ月に一度の自分へのご褒美、ソウルフラワーユニオンを観に行きます!!!

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