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先日、十万円の冷蔵庫を買いました。この冷蔵庫です。

選んだ理由は「見た目がオシャレだったから」です。あとは棚板が強化ガラスなのでルクルーゼを丸ごと入れても大丈夫、と思ったからです。今までは137Lの単身者向けのを二人で使っていたのですが、今度は400Lですので三倍です。二人しかいないのに400Lはちょっとやりすぎの感もありますが、適切な大きさのオシャレな冷蔵庫が他になかったのです。
冷蔵庫が大きくなったので食品のまとめ買いができるぞ、ということで、初めて、ネットスーパーを利用しました。今住んでいる場所は、徒歩圏内にスーパーが一軒しかなく、それは東急ストアなのですが、びっくりするほど高い。前に住んでいた高円寺では、駅前にスーパーが数軒あり、商店街の中には八百屋や肉屋がそれぞれ複数あったので、一番安い店で買えばよかった、東急ストアもあるけどあれば金持ちの行く店だと思っていました、高円寺は本当に物価が安かった。しかし今は金持ちでもないのに東急ストアに行かざるを得ない。
八月の間は、毎週末わたしが隣の駅まで行って安売りのスーパーでまとめて買い物をしていたのですが、それも面倒なので九月に入ってからはやらなくなってしまい、そうしたら八月と九月の食費が六千円くらい違いました、贅沢してないのに六千円も差額が出るというのは大変なことです、毎日漫然と東急ストアで買った野菜で普通のおかずを食べていて六千円高くなるよりは月に一回一人三千円かかるけどおいしいものを外食で食べたほうが面白いではないか。
というわけでネットスーパーです。自宅が配達エリアに入っているネットスーパーの中で、一番価格帯の安い西友を選びました、ネットスーパーを利用する目的はあくまでも「東急ストアより安く食品を購入する」という目的なので、安くなければ全然意味がないからです。ちなみに西友のネットスーパーの配送料は500円、5000円以上購入すると配送無料になります。注文すると最短三時間で届けてくれるそうですが、そんなに急いでないので、翌日の夜配達してもらうようにしました。配達の時の包装はどんな感じだろう、ダンボールとかだとゴミが増えるなあ、と思っていたら、普通のレジ袋に、要冷蔵と要冷凍とそれ以外を分けて入れて玄関先まで持ってきてくれました。
印象としては、「すごく便利だなあ」という感じです。西友と東急ストアだと、そもそもの価格設定が一割二割平気で違うし、まとめて買うことで配送料すらかからず、重いものを運ぶ労力を省ける。うちみたいに、徒歩圏内で買い物できる店の選択肢がなく、車もなく、買い物に費やせる時間もそんなにない、という家庭には大変便利です。たとえば生鮮食品は地元のスーパーでその都度買うとしても、常時置いておかなければならない基本的な食品、うちだとお米とかパスタ、トマト缶、小麦粉、砂糖、バターなどがそれにあたるのですが、そういうものだけでもまとめて注文すると日々の買い物がかなり楽になるし基礎的な食費の削減ができる。だって米もパスタもトマト缶も小麦粉も砂糖もバターも東急ストアより西友のほうが安いんだもん。
ネットスーパーを使ったことがきっかけで、自分の購買行動を改めて振り返ってみたんですけど、もともと通販を利用する頻度がものすごく高い。たとえばほとんどの日用品は通販で買います、洗濯用石鹸、洗顔用石鹸、歯磨き粉、キャットフード、猫砂、全部通販です。これは近くのお店、たとえば駅前にあるスーパーやドラッグストアでは、自分の使っている商品が手に入らないためです。じゃあ近くのお店で売っていないようなものを日常的に使うようになったのはどうしてなのか、と考えると、例えば猫を飼い始めたころにキャットフードや猫砂については散々インターネットで口コミを調べました、その結果、通販でなければ買いようのないものを常用するようになったのですが、これで食品も日常的にネットスーパーを使うようになると、実店舗で現金を出してモノを買う機会が更に減るなあ、と思いました。
逆に本は意外と本屋で買っています、なぜかというと、普通に暮らしていて「あっこの本は絶対に買わなければ!」みたいなことがあまり無いので、アマゾン等で注文するきっかけが少ないのです。本は本屋の棚を見ながら買うものを決めます。しかし駅前にあるような小さい本屋だとわたしの読みたい本がない、だからときどき大型書店(ジュンク堂レベルの)に行って読んでみたい本を探します。あとは読みたい本が絶版になっているケースが多いので古本屋に行きます。こないだ深沢七郎の「妖木犬山椒」を高円寺でみつけたのでヤッターとか思って買って、読み終わって本棚に入れようとしたら、二ヶ月前に古本市で同じ本を買って既に持っていた、ということに気づき、びっくりしました。誰か欲しい人がいたらあげます。

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