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わたしは、他人の起こしたトラブルをカネで解決する、という仕事に従事しているのですが、ときどき我にかえると、いったいなんだってこんな仕事をやろうと思い立ったのだろう、と本当に不思議な気持ちになります、わたしはもっと「穏やかでちょっと退屈だけれどそのぶん毎日の空の色や道端に咲く花の色に気をとられたり時には贅沢してちょっといい紅茶をお気に入りのマグカップで飲んだりするのが楽しみなの」みたいなほっこり文化系乙女ライフを送りたいのに、実際には毎日毎日お客に向かって「もうね、ここまできたら、譲歩するか、訴訟するしかないですよ、譲歩できないなら、話し合いで解決できないということですから、裁判するしかないんですよ、相手のあることだから、一方だけの主張は通らないですよ」と説得するだけの簡単なお仕事です、ほっこり文化系乙女ライフに毎日毎日「訴訟」という言葉が出てきてよいものだろうか、皆さんもそんな訴訟と隣り合わせの日々を送っているのでしょうか?
せめて、家にいるときくらいは訴訟のことなど忘れてほっこりライフを送りたい……と思い、編み物に取り組んでいるのですが、これがびっくりするほどうまくならない、森ガールが持ってそうな小物の作り方が載っている編み物の本を買っていろいろ挑戦してみるのですが、まったくうまくいきません、やっぱり反ほっこりワードと思われる「訴訟」という言葉を毎日口にしている女は森ガールにはなれないのでしょうか、森に裁判所はないのでしょうか、でも「どんぐりとやまねこ」という話もあるし、森にも裁判所くらいあるのでは?
いずれにしても、平日の生活があまりにもしょっぱいというか苦いので、その反動で休日になるとほっこり分を希求することとなり、毎週毎週狂ったようにケーキやクッキーを焼いているけど、たぶん精神と生活の安定した女なら、こんなにお菓子を作ったりはしないのでは、と思います、バターと小麦粉のストックが切れそうになると発狂しそうです。今日はこれからマフィンを焼こうと思います。

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