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三年前に沖縄に旅行に行って、すごいびみょうな気持ちになって帰ってきた、ということがあったんですけど、そのびみょうな気持ちは今に至るまで全然消化されずに残っているんですけど、どんな旅行だったかというと、二泊三日くらいで本島の中を回って、首里城や平和記念資料館や鍾乳洞や美ら海水族館に行った、みたいなものすごい普通の観光をしたんですけど、結果、すごいびみょうな気持ちになった、なんでかというと沖縄には色んな問題が堆積しすぎており、その問題の中には本土との関係とかも含まれており、本土の人間であるところのわたしは沖縄に対して完全に抑圧者の側に立っているんじゃないの、ということを思い知らされたので居心地の悪い気持ちになったのだと思う。
沖縄の街中にいて感じたのは「あーお金がないんだなー」ということだった。わたしは自動車関係の仕事をしているので、そこらへんを走っている車の車種だとかを普通の人より注意して見ているのだけれど、沖縄では輸入車を見かけることがとても少なかった、三日いてベンツを一台見たくらいだった。走ってる車の中で新しくてピカピカした車は大体レンタカーだ。街中の様子を見ただけで「お金がなさそう……」と思ったのは沖縄の他には奄美大島くらいしかない。街が形成されていて人もたくさんいるし店もたくさんあるのに全体的にその地域が「お金がなさそう」に見える、というところは本土ではあまり見たことがない。しかし沖縄に観光にいく人は多いけど沖縄の印象として「お金がなさそうだったよー」と言っている人は周囲では自分以外に見たことがないので、他の人には気にならないのか、あるいは観光向けに用意されたもの以外は見ないようにしているのだろうか、そういう、自分も含め観光客特有の、消費しかしない態度にもモヨモヨした気持ちになるし、要するに、わたしには沖縄を観光地として消費しきれないのだった。
そんなめんどくさい女なのですが先日書店で「新書 沖縄読本」という本を見つけて沖縄にまつわるわたしのびみょうな気持ちに対峙する一端となるのでは?と考え、読んでみました。現在の沖縄にまつわる諸問題が次から次へと繰り出されてくるけど、わたしのモヤモヤを整理するのに適切な本だと思いました。あと、なぜ高円寺にやたらと沖縄料理屋が多いのかもわかりました。モヤモヤを整理することはできるけどそれが解消されることはないなあと思いました。また沖縄にいきたい。

新書 沖縄読本 (講談社現代新書)

新書 沖縄読本 (講談社現代新書)

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