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「仕事と家庭の両立」

結婚してから、いろんな人に「何か変わったことはあるか?」と質問され、そのたびに「別に何もないよー(笑)」と答えているけど、実際には何もないことはなくて、たとえば各方面から非常にしばしば「仕事と家庭の両立は大丈夫なの?」と聞かれるようになった。しかし夫は、そんな質問を受けたことは一度もない、と言う。
「仕事と家庭の両立は大丈夫か?」と聞かれたら、個人的には「大丈夫だ、問題ない」としか答えようがないのだが、たぶん世間的に結婚した女は「仕事と家庭の両立が危ぶまれる場合がある」という前提があり、だから皆さんあいさつ代わりにそのような問いかけを発するのだと思うけど、別に全然危ぶまれていない。家では製菓や手芸をし、会社では先日ボーナスをもらいました、ありがとうございます。
言うまでもなく、結婚すると家事の負担が女性の側に多くかかるので、フルタイムで就業しているとツライのでは?という話なんだけど、ネジ家では家事分担を夫婦内で完全折半にしているので、わたしばかりが大変、ということはないし、一人暮らしと仕事の両立のほうがよほど危ぶまれていた、一人暮らしだとどんなに疲れて帰っても自分が家事をしなければ永遠に家庭内の再生産は行われないからである。
ネジ家での家事分担がどのようなものかというと、まず平日の晩御飯は先に帰宅したほうが作る。先に帰宅するのは95%以上の確率で夫なので、大体夫が晩御飯を作る。晩御飯の献立は朝わたしが冷蔵庫に残っている食材で作れる献立を考え、会社からレシピをメールする(クックパッドのURLを貼り付けるなどする)。朝御飯はそれぞれが勝手に食べる。洗濯は夜に帰宅してから昨晩の風呂水をポンプで洗濯機に移して行うがこれは気がついたほうがやる。お風呂の掃除も気がついたほうがやる。夕食後に二人でそれぞれが自分の洗濯物を干す。食器は大体晩御飯を作らなかったほうが洗う。掃除はそれぞれが気が向いたときにやる。ゴミをまとめて出すのはなんとなくわたしがやっている。土日の食事はわたしが作る。食材の買い物は月に二回くらいネットスーパーを利用して重たいものなどをまとめ買いし、あとは平日に夫が仕事の帰りにちょこちょこ足らないものを補充するのと、休日に買出しにいく。
つまり平日わたしがするのは「ゴミ出し」「皿洗い」「洗濯」くらいなので、仕事に影響があるはずもない。また仕事は大体五時すぎか、遅くても七時には終わる。
そんなわけで両立が危ぶまれるどころかすごい楽なんですけど、だからといって「みんなもこんなふうに家事分担すればいいじゃない」とはちょっと言えない、だって普通、夫が夕方五時にはもう家にいる、とかあんまりないと思うし……。
わたし自身は、仕事が大好きで、仕事のために生きて死にたい!というタイプではないけど、仕事はしていたいと思うし、配偶者に対しても、そのくらいのノリでいてほしいと思う、二人ともそれくらいの感じで、正規雇用で働いていれば、仕事と家庭の両立も危ぶまれないし、どちらかが失職しても、ただちに路頭に迷うことはないし、リスク分散になるからだ。というか、どう考えても、賃労働と家事労働を夫婦で平等に負担したほうが、リスクヘッジとして正しいに決まっていると思うので、まず生活の設計をしよう、というときにどうしてそのようにものを考えない人が割と多いのか、全然意味がわからない……家事の能力がなく、自炊ができないため、コンビニ弁当や外食などの食生活を続けた結果突然死する五十代の独居男性が増えている、とかいう話を聞くと、特別おいしくもないコンビニ弁当を食べた挙句死ぬくらいだったら自炊をすればよかったのに……と思ってしまう……このように行き過ぎた性別役割分業は命に関わるのでどうか気をつけてください。

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