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出産しました!

5月11日に、女の子を出産しました!これが驚くほど難産だったので、詳しい経緯を書いておきますね!
もともと妊娠中の経過はずっと順調でした、母体のマイナートラブルは多かったけど(腰痛、頭痛、頻尿、膀胱炎、貧血、カンジダ等)、赤ちゃんは本当に順調で、大きさも初期から週数通りに育ち、出血や切迫流産・切迫早産の傾向もなく、逆子にもならず、母体の体重も増えすぎることなく、このまま普通に生まれるものと思っていたんですけど、37週頃の健診で「お母さんが小柄なので骨盤のレントゲンを撮っておきましょう」と言われて、えっ、となりました。妊娠中、得意のインターネット検索で妊娠に関する様々な情報を得ていましたが、出産前に骨盤のレントゲンを撮るという話は聞いたことがなかったからです。調べてみると、母体が低身長の場合は赤ちゃんが骨盤を通るかどうかレントゲンを撮って確認することもないこともない、みたいな感じでした。
そんで実際レントゲンを撮ってみると、赤ん坊の頭と骨盤の幅がほぼ同じくらい、「赤ちゃんがうまく降りてこなかったりした場合は帝王切開になるかもしれませんね」というのが医師の判断。ちなみに37、38週の時点で赤子は2900gくらいありました。まさかここにきて帝王切開の可能性があると思わず、驚きました。
予定日は5月1日だったのですが、予定日を一週間過ぎても陣痛がこなくて、かつ「あんまり降りてきてませんね」ということだったので、5月10日の午後から入院、翌日からバルーンを入れて誘発、それで自然分娩できそうならそのまま産む、という予定になりました。
ところが9日の21時頃から陣痛ぽい腹痛があり、1時頃まで間隔を計測したら不定期だけど10分以下の間隔だったので病院に電話をし、そのまま入院して陣痛室に入りました。陣痛室に入ってから破水もしていたのですが、高位破水だったので自分では気づかず、助産師さんに指摘されてわかりました。
そんでずっと陣痛室におったのですが、痛みは強くなってくるものの間隔が6分くらいから全然短くならず、9日から10日にかけては夜一睡もしていないので眠いし、陣痛が来ていない間はうとうとして、陣痛が来たら痛い痛いと叫ぶ、ということを繰り返すうちにまた夜になってしまい、子宮口が五センチまでしか開いていないし赤ちゃんの頭も降りてきていない、とか言われ、普通初産でも陣痛が10分以下の間隔になってから平均12時間ほどで出産、のはずなのにもう24時間経っておる、それで五センチ(全開の状態が10センチ)とは、なんなのしぬの?という感じであり、医師の説明によると、やっぱり骨盤が狭くて赤ちゃんの頭がうまくはまらず、そのため子宮口も開かないのでは、このままだと自然分娩は難しいかも、帝王切開にする?というお話で、そしたら夫が「先生の判断に任せます」とか言ってるので、ちょwwwおまwwww無理wwwwwwてなって、もう是非とも切ってください、と言いました、この時点で10日の23時です。24時間以上も陣痛が続いていて破水もしているのに、これ以上自然に生まれてくるのを待つのはもう無理だろう、と思いました。
では薬で陣痛を止めて、一晩休んで、明日の朝から手術にしましょう、ということになり、じゃあご主人は手術の同意書を書いてください、と医師と夫が陣痛室から出て行き、助産師さんや看護師さんもいなくなって、このとき一時間ほど前からNSTという胎児の心音とかを計測するモニターをつけていたのですが、ぼんやりモニターの音を聞いていたら、急に赤ん坊の心音が聞こえなくなって、あれ?モニター外れた?とか思ってるところにたまたま入ってきた助産師さんがそれを発見、「先生!とにかく来てください!」と医師を呼び、なんだか大変なことになったぞ、と思っている間に酸素マスクをつけられ、ウテメリンの点滴を打たれ、これからすぐに手術をします、と言われました。幸い心音はすぐに正常に戻ったのですが、えっもしかして赤ちゃん死んじゃうの、と思ってとても怖かったです。
そのまま手術室に運ばれ、背中に麻酔を打たれ、腹を切られて赤ん坊の泣き声が聞こえたときには本当に安心しました、ちゃんと生きてる!と思いました。臍の緒が首に絡まっており、そのため一時的に心拍が止まったようでした。お腹から出てきて少し経ってから、赤ん坊を見せてもらいましたが、やたらとデカイ、と思ったので、大きいですね、と言いました。3500g以上ありました。数日後、歩けるようになって初めて自分の子供を抱っこしたとき、こんなデカイものがわたしの股間から出てこられるはずがない、と納得しました。新生児室に並んでいる赤ちゃんの中で、体重も身長も娘が一番大きかったですが、どのお母さんよりもわたしが一番小さかったです。
お産は病気ではない、というけど、最後まで何があるかわからないんだなあ、と思いました。心拍が止まったときも、たまたまモニターがついているときだからわかったけど、陣痛のある間ずっとつけているわけではないので、つけていないときにそういう事態が起きていたらどうなっていたんだろう、と思うと恐ろしいです。自然なお産とか言うて病院以外の場所で産もうとしていたら死産になっていたかもしれません。本当に無事に生まれてよかったです。無事に出産させてくれた現代医学と医療スタッフの皆さまに感謝します。また陣痛の間に付き添ってくれた夫とお母さん、インターネット越しに励ましの言葉をかけてくれた皆さま、本当にありがとうございました。
そして娘、わたしたちのところに生まれてきてくれてありがとう、これから一緒に暮らしていくのに大変なことが沢山あると思うけど、出産のときの「無事に生まれてよかった」という気持ちを忘れないようにしたいです。

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