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子供のいる生活について書くとすぐに誰かが「こんな苦労をしなければ子供を育てられないなんて」とか言い出す件

前にうちの娘のままならなさを忠実にスケッチした文章(http://nejiko.hatenadiary.com/entry/2014/02/22/234204)を書いたら、結構多くの人に読んで頂いたんだけど、読んだ方の反応が、大半は子持ちの人の「あるある」「うちと全く同じ!」という共感だったけど、子供いない人は「子供怖い」「自分には育児なんかできない」と思った人も多いみたいで、へえー、と思いました、自分としては、うちの子頑固だけどとってもキュートでしょ!という可愛い自慢のつもりだったし、「こんな育てやすい女児一人しかおらんくせに大変ぶるなやクソがぶっ殺すぞ」みたいなコメントが100件くらい寄せられるかと思ったので、あれ?という感じでした。
子供と一緒に暮らしていると、子供が全く制御不能な存在であり、突拍子もないこと(例:綿棒をぶちまける、パスタをぶちまける、ごま油を床に垂らす、コップの水をこぼす、ティッシュを箱から全部出す、トイレットペーパーをいっぱい引き出して便器に詰める、畳にマジックで落書きする、猫にシールを貼る、等)を毎日毎日行うのは当たり前だし、保護者の意向と子供の意向が合わずに困る(例:オムツを履かない、服を着ない、真冬なのに上着を着ない、雨なのに長靴を履かない、晴れているのに長靴を履く、自転車に乗らない、忙しいのにオムツにアンパンマンを描いてくれと要求される、アンパンマンを描いたら今度はこっちの余白にばいきんまんを描いてくれと要求される、ばいきんまんを描いたらこっちの余白にお友達のアイちゃんを描いてくれと要求される、等)ということも毎日毎日発生して、その都度対処を迫られる、ということは当然のことで、大変だけどまあそういうものだし、と思って生きているんだけど、こういう状況って非子育て当事者から見ると異常に見えるのかー、と意外に思いました。
でも、自分自身も、昔は「陣痛とか怖すぎ!」と怯えていたけど、実際やってみると、「まあ、スゲー痛いけど、別に(陣痛そのものでは)死ぬわけじゃないし(でも出産に適切に医療が介入しないと死ぬこともあるけど)」という感じなんですよね(ちなみにわたしは陣痛開始から24時間経っても子宮口が半分しか開かず普通分娩ができなくて緊急帝王切開をしました。初産は陣痛開始から平均12時間で出産ということなので、人より長く陣痛を味わったと思います)。こういうこと言うとすぐ「母は強し」とか言う奴がいて、そういう主語が大きいみたいなやつは本当に嫌いだけど、でも実際子供を育てているうちに諸々のスキルが上がる、ということはあるのかな、と思います。だって産後初めて新生児室で娘のウンチのオムツを替えるとき、「ウワーこれを触るのか……ないわー」って思ったもん。でも自分の子供だし、「わたしウンチのオムツとかまじむりなんで……」っていうわけにもいかないからやったけど、結局万事がその調子で、「こんなんまじむり」と思うようなこともやらざるを得ないからやっているうちにある程度できるようになる。だから昔は駅の階段でベビーカー持ち上げてるお母さん見て「まじむり」って思ってたけど、今では10キロ超の子供と4キロくらいのベビーカーと保育園バッグと通勤鞄を持って階段を上り降りする、ということも、結構できる、独身時代は2キロの米を買って持って帰ってくるのも大変だったのに……!
それに子育ての苦労ってどれも一過性で、新生児期に頻回授乳過ぎて死ぬかと思ったけど(30分ごとに授乳しなければならなかったので)、そのうち間隔があいてくるし、離乳食たべないと悩んでも(8ヶ月までほとんど離乳食を食べなかった)、すぐに離乳食の時期は終わるし、一つの悩みが解決したら次の悩みが現れる、その繰り返しなので、いつもなにかと大変だけど、でも前に困っていたことは大体解決している。そういう点もあって渦中にいるとそんなに過酷なことをしているという認識はない気がする(少なくともわたしはそういう感じはしない)。
あと仕事復帰してからは、「あ、いま生まれて初めて本気で頑張っている!」と思いました、いままでの人生、何やっても「俺はまだ本気出してないだけ」と思っていたけど、いま初めて本気出している!と思いました、小学生の頃から、「決められたことは守る」「課されたことはやる」という性格でかつおとなしかったために「真面目で努力家」と通信簿に書かれ続けてきたものの実態としては怠け者で面倒くさがりだったわたしが、いま、初めて、フルパワーを!!!
ということを書くと、また、フルパワー解放しなければ育児と仕事の両立はできないのか……みたいなことを言われるんだけど、まあ端的にいうと核家族での育児とフルタイム勤務の両立ってやっぱかなり大変なので、わたしくらいのキャパだとフルパワー使う感じになりますけど、子供を育てること、子供を保育園に預けながら仕事をすること、からくるベネフィットはかなり大きいので、子供がいてよかったな、と思います。子供なんかいらん、という人はともかく、子供欲しい気もするけど子育てとかまじむり、と思う人には、子供のかわいさのせいで変な脳汁が出るからか知らんけどとりあえず心身が健康なら意外とイケるよ!と言いたいです。うちの娘のかわいさについては、写真を示しつつそのかわいさを毎日五時間くらい喋りたい思いでいっぱいですが、そんな話が聞きたい人はあまりいないので、黙って仕事をしています。
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