読んだ本

- 作者: 吉永みち子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2000/11/17
- メディア: 文庫
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それを聞いてわたしは「うわー、そんな母親が待っているような家には、絶対に帰りたくない!!!」と思いました。幸いわたしの母親は手作りのおやつで子供を迎えるような人ではなかったので(そして家に帰っても仕事やその他の用事でいないことも多かったので)、安心して毎日家に帰ることができたのですが、今でもあのときの気持ちというのは忘れられません。そしてこういう気持ちを理解してくれる人はあんまりいません。何人かに話してみても「えーでも子供のころ家に帰っておばあちゃんが肉まん作ってくれたのとか嬉しかったけど」とか言われる、そういう話をしてるんじゃない!
そういうわたしなので、この本に書かれたような母と子の関係はもはや恐怖です。幸いうちの両親は娘にはあんまり興味ないみたいでほったらかしですが、それだけでも人生幸せだと思います。