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仕事中に、同じ部署のオジサンが外出先からかけてきた電話をたまたまとり、「俺の机の引き出しに入ってる○○の件の書類の中の××の書類に書いてある情報を教えてほしい」といわれたので、わかりましたー、と言ったら、「それから、チームリーダー誰かいるか」と言うので「いますけど、管理者に代わったほうがいいですか?」と聞いたら、「いや、あなたでわかるかなと思って(笑)」といわれたので、びっくりしました、だって言われた書類はいつも自分の仕事でも扱うものだし、そこに書いてある情報を読み上げるくらい、該当の書類が手元にありさえすれば誰にでもできることなので、バカにしてんのか、このジジイ、と思ったんですけど、ときどき、同じ会社で同じ仕事をしているオジサンから、そういう、「モノ知らずな若い娘」扱いを受けることがあって、びっくりします。別にオジサン側からすると特別バカにしてるというわけでもなくて、ただ「若い娘はモノ知らずだから教えてやろう」というスタンスがあまりにも当然すぎるというだけなんだろうけど、ときどき、「このジジイはわたしのことを二十歳くらいの小娘だと勘違いしているのでは……?」と心配になるようなことがあり、実際にはもうすぐ三十だし若くもなければ小娘でもないのですが、うちの父親より年上のオジサン方にしてみれば二十も三十もあまりかわらないのかもしれないし、でも、飲みに行った席で「ニューハーフっていう人がいるの、知ってる?男なのに女の格好をしてるんだよ〜」などと無邪気に言われてしまうと、新宿二丁目の飲み屋やクラブにも行ったことがあるし、いろんなセクシュアリティの友達がいますし、若い頃はクィアに関する本とか散々読みましたがな、それくらいの教養はありますよ、と思って、悲しくなってしまいますよね、別にジジイに限らないけど、男の人ってびっくりするほど女に「中身がないこと」を求めていて、その上で、「女は中身がない」と言って嘆いたり蔑んだりしているのですごいなあと思います。友達の元ヤンの女の子は、近隣の市町村の図書館のカード三枚くらい持ってて、読書が趣味であることを「恥ずかしい」と言っていたよ。

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