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先週の土曜日も脱原発のデモに行った、柄谷行人が「今はデモに行くべき」みたいなことをコメントしていたし柄谷行人が言うんだから間違いない、と思ってしまう文学部脳……新宿のデモに行ったけど柄谷行人が主宰してる長池講義の幟が見えたから「あっあそこに柄谷行人がいるはずですよ!!!」「サインもらいにいきましょうか」「『日本近代文学の起源』を持ってくればよかった……」などという話をしながらデモをしました、デモの途中で「あっあれはスガ(変換できない)秀実ですよ!」「まじで!」とか言いながら、小熊英二もいたし、知識階層と同じ現場にいることによって自分の文化レベルも高まったような感じがするのでデモはお得だと思いました。
デモに行って面白いなあと思うのはデモに参加している人よりもデモとは無関係の通行人の反応なんですけど、こないだのときもお友達とお買い物中とおぼしき若い女の子が「こういうの本当に迷惑だしやめてほしいよね」とすごく迷惑そうに言っていたので、「そうだよねデモは道をふさぐしただでさえ人の多い新宿に大量の人間が押し寄せることになるしそれに比べると放射線とかのほうが目にも見えないし匂いもしないし道もふさがないし全然迷惑じゃないよねホントごめんね……」という気分になりました、わたしもデモとかじゃなくオシャレしてお買い物を心行くまで楽しめるような生活が早くしたいなあと思っています。
あとデモなのにチンドン屋とかいて楽しそうなのよくない、みたいな話も聞きますが、あのチンドン部隊の中心には大熊ワタルがいて、大熊ワタルは震災が起きるずっと前からずっと反原発だったんだから、そして大熊ワタルの音楽は路上のための音楽だと思うから、デモで演奏をするのは文脈を考えたらとても当たり前のことだし要するに大熊ワタルがんばれ!応援しています!!!

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