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ガンダーラ、エルドラド、あるいはサイタマ

埼玉に引っ越すことになった。ダサイタマ、という言葉があるが、そもそも「ダサイ」という言葉は「なんだ埼玉か」から来ているそうである。大学でそのように習った。年間百万円近い学費を納めて通っていた私立大学で、そのように習ったので、確かな話なのだと思う。埼玉はわたしの故郷です。
なぜ埼玉に引っ越すのかというと、いま住んでる川崎市は、保育園の待機児童が多いので、認可保育園に入るのが大変難しそうだからです。川崎市の今年度の待機児童は600人とも800人とも言われていますが、埼玉県は県全体で1000人程度なので、埼玉のほうが入りやすいのは一目瞭然なのであった、その中でも待機児童の少ない自治体に的を絞り、保育園の近くに立地する物件を選んで、新居を決めたのでした。
いま住んでる地域には、本当に赤ん坊が多く、道を歩けば100mにつき1.5エルゴorベビーカーという有様なんだけれど、わたしは待機児童10人くらいのところに引っ越すので、もうそこらの赤ん坊を見て「ぐぬぬ……こやつら全員認可保育園の枠を狙うライバルか……」(別に全ての赤ん坊が来年保育園に入るわけではない)と思わなくていいので、保育園ノイローゼから解放されてハッピーです、よその赤ちゃんカワイイですねー!
しかも、新居は(新居というほど新しくはないが)、駅までに保育園が三箇所あり、目の前に激安スーパーがあり、いまよりも家賃が安く、いまよりも三十平米広く、ペット可で、最寄りの保育園まで徒歩三分、それでいて都心の勤務先への通勤時間も小一時間、という夢のような物件です、埼玉に行けば夢が全部叶う!ファッションセンターしまむらまで徒歩五分!
それにしても子供ができると「どこに住むか」というのが思いの外重要になってくるなあ、と感じました。自然が豊かとか、そういうこと以前に、行政サービスがどのようになっているか、という点で生活が左右されてくる。保育園問題もそうですけど、その他に、出産費用の相場なんかも地域で違うし、妊婦検診、子供の任意予防接種、子供の医療費などは、自治体からどの程度助成が出るのかによって生活上の出費も変わってきます。
ちなみに行政サービスを調べるにはこういうサイトが便利です!

行政サービス比較検索
http://www.seikatsu-guide.com/area/compare_cities/

なのでこれから結婚する人、子供を生もうと思っている人には、「家を買うなら子供が生まれたあとのほうがいいよ!」と伝えたい、保育園に入れない、となったときに気軽に引越しができます。
あと、「保育園に入れるにしても認可外だと保育料が高すぎて働いたところでモトがとれない」という話も結構聞くけど、それはパートとかで働いた場合のことで、正社員で育休とって復帰すれば保育料分くらいぜんぜんペイするので、正社員で働いていて妊娠中も仕事が可能な体調で産休育休の取得ができる職場で産後も働き続けたい、と思っているなら、仕事は辞めずに育休とって復帰したほうがいいですよ!育休中はなんと雇用保険から給与の50%が貰えます!あと認可外の保育園でも自治体から保育料の助成が出るところもあります。保育園については自治体によって全然システムが違うので複雑怪奇なのですが、出産及び共働きを予定している人は自分が住んでいるところの保育園事情をあらかじめチェックしておくといいと思います。自分ももうちょっと早めにそのへんのことをちゃんと調べておけばよかったなーと思いました。どうか保育園に入れますように。

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