好みのタイプ

前に、会社の人と飲んでた席で、「どういう異性が好みか？」という話になり、わたしは「頭がいい人が好きです」と答えたのですが、この回答はしばしば「高学歴の男が好き」という意味にとられるようで、あまり評判がよろしくない感じがいたします（少なくともそう言うと周りがちょっと引きます）。ちなみにほかの女の子は「やさしくて男らしい人」とか答えていて、男らしいってどういう感じなんだろう？と思って聞いてみると「いざというときに頼りになる人」だそうです。そんな男見たことねー！
わたしはそんな抽象的な要求はしません。頭がいい人が好きです。頭がいい、というのは高学歴を指すわけではありません。頭の回転が速く、的確な判断能力があり、知識と教養があること、それがわたしの考える「頭がいい」ということで、そういう人に出会うと男女問わず「まあ、すてき」と思います。頭が良くて仕事ができれば、外見は問いません。内面も問いません。しかしたった一つの要素によってのみ人を判断するということは、要するに面食いの人が容姿だけで人を判断するのと全く同じことなんですけど。
また、その飲みの席では、「デブとハゲだったらどっちがいいか？」とも聞かれました。しかしわたしは頭さえ良ければ外見も内面も問わないので、デブでもハゲでも割と差し支えない、というか、むしろ積極的にデブが好き、といった部分もありますし、この間速攻でふられた相手は、どちらかというとハゲでした。
彼はわたしといくらも年がかわらないけど結構なハゲで、生え際がヤバイとかそういうレベルではないんですけど、でもすごく頭が良くて仕事ができるので、別にハゲでもどうでもよかったし、顔も特別イケメンとかではないし背も低いほうですけど、わたしは男の子は自分よりも背が高ければそれでオッケーだし（そしてわたしは相当な低身長なので、自分より低い人というのは滅多にいない）、一旦好きになるとそんなハゲでもすごいイケメンに見えるので本当に恋は病気だと思います。
しかしそういうわたしがキモイからなのか彼はわたしとはお付き合いしたくないということなので、今では彼のハゲを遠くから見守るばかりの日々ですが、今後は知性だけでなく人柄も重視していかねばならないと肝に銘じている所存です。デブにもハゲにも捨てられるような人生をそろそろ見直してゆきたい。