私はめちゃめちゃがんばっています
はてなブックマークのアプリから、ホットエントリーの一覧を見ていたら、「がんばりすぎない!共働き夫婦のための時短テクニック特集」http://b.hatena.ne.jp/specials/2016/casial というエントリーがあったので、新たな知見が得られるのではないか、と思って読んでみたところ、自分のブログの記事が登場したのでびっくりしました、紹介されていたのは、共働きで子供を育てているけどまあなんとかやってるよ、という内容のブログ記事だったんですけど、「がんばりすぎない!」という企画のところ大変申し訳ないのですが私はめちゃめちゃがんばっており、がんばりの末になんとか生活しています、というのが実態のところなので、がんばりすぎてない例だと思って読んだ人が、ウソ大げさまぎらわしい!と思ってしまうのではないか?と心配になりました、或いは企画そのものが家事代行サービスの宣伝なので、家事代行サービスを使わないとこんなに大変ですから是非とも家事代行サービスを使っていきましょう、という気分を盛り上げるためのやつなのかもしれません。まあ、「めちゃめちゃがんばるしかない!共働き夫婦の家庭運営」みたいなタイトルだと誰も読まないからしょうがないと思います。
私は25歳くらいまでの人生を、とにかく楽して生きていきたい、大変なことはしたくない、好きなことだけしたい、という感じで暮らしてきたので、めちゃめちゃがんばって何かをした経験があまりないです、部活とかもやらなかったし、受験勉強も適当だったし、就職活動もしなかったし、何もかも中途半端なので大体中途半端な結果しかついてこないんだけど、「俺はまだ本気出してないだけ」と思ってました、幸いなことに本気出さなくても死んだりしなかったのでそのまま本気出さないで生きていました。
そんな私が、生まれて初めて、これはかなり本気出してるんじゃないか⁈と思ったのは、出産後に育児休暇から仕事に復帰したときのことです。毎朝5時に起きて、7時前には家を出て、保育園に子供を預けて、電車に乗って、出社して、ものすごい量の仕事をさばいて、どんなに仕事が残ってても16時には退勤して、お迎えに行って家に帰って、1歳になったばかりの子供が寝落ちする前にご飯食わせてお風呂に入れて、寝かしつけする、という生活(ちなみに当時夫は朝5時には出勤して不在、帰宅は21時くらい)。これを毎日やるだけでも、自分の本気が試される、こんなに頑張って生きるの、生まれて初めてでは⁈と思いました、このがんばりが、高校受験や大学受験などで発揮できていれば……と思いましたけど、たぶんケツに火がつかないと全然ダメなタイプなんだと思います。
今では、子供ももう4歳になりましたし、自動的にトイレに行ってウンコをしてくる程度には自立してきたし、夫は転職して日によっては朝ご飯も晩ご飯も夫が作れる程度に在宅時間が長くなりましたから、復帰当時ほどの大変さはないけど、夫婦で仕事をしながら子育てするって大変だなーと思いました、でも、めちゃめちゃがんばったおかげでこの夏はボーナスをいつもよりたくさん貰えましたので、がんばった分お金をくれる会社でよかったー!と思っています、お金が貰える分野ではめちゃめちゃがんばっていきたい、あと、子供はご飯食わせて風呂に入れて夜寝かせてあとは遊ばせておけば自動的に大きくなると思うので、ご飯は食べたり食べなかったりだけどとりあえず風呂に入れるのと少しでも早く寝かせるのと休みの日にできるだけ遊ばせるという点については注力してがんばっていきたい、家で手づかみでご飯を食べてるとかは、保育園では箸を使えているんだし細かいことは気にしない、文明人としてはどうかと思うけど本人が世間体気にして保育園ではちゃんとやって家ではちゃんとやらないとバランスとってるんだから、家では奔放でも別に死なないやろ、というくらいの感じでやっていきたい、と思います、何もかもめちゃめちゃがんばっていたら死にますので自分にとってどうでもいいことは早々に諦めるのが重要です。あと家事代行サービスといっても2時間5000円で片付けと掃除機かけと食器洗いとかしかお願いできないみたいなので(個人的にお金払うなら是非やってほしい床の拭き掃除はサービス対象外)、ルンバと食洗機めっちゃコスパ高いな、と思いました。