節子、それうまい棒やない!ゲバ棒や!
みんな知らないと思うけど、このブログのプロフィールページには、メールフォームのアドレスを記載しているので、いつでも「おれおれ、おれだけど、ネジ子ちゃんに五千円あげたいから銀行口座教えて!」みたいなメールを受け取る準備が整っているんですけど、なぜか一向にそのようなメールは来ず、しかし、この度、男子高校生から、「ネジ子さんの母校が志望校なのですが、どんな大学生活だったのか教えてください!」というリクエストを受けたので、良識ある大人としては、受験生ならインターネットとかしてないで勉強したほうがいいんじゃねえの、と思ったんですけど、よく考えると自分が受験生のときも別にあんまり勉強してなかったので、大丈夫だと思います。わたしが受験生だったのは今から十年前で、ちょうど今日あたりはエゾロックに行っていました、フェスとかよくわからないのでタオル一本とウィンドブレーカーだけ持って友達と一緒に行ったんですけど、今考えると女子高生がオールナイトのロックフェスに保護者の同伴もなしに行くとか普通に危険だと思いました。
ところで、わたしとふっち君(id:fuchirin)が同じ大学の同じ学部の同級生であるということが、オフ会で会ったときに判明したので、感動した、というほっこりエピソードがあります。わたしやふっち君のような立派な大人を輩出してしまったという事実だけをとってみても、我々の母校がいかに素晴らしい学校であったかが窺い知れるのではないでしょうか。ちなみにふっち君の日記は、はてなキーワードの「オナホール」のキーワードページで「オナホールの人気ページ」にランクインしているので、オナホール大手だと思います。
きっと、ふっち君とわたしは知らない間に学食で隣の席に座ってウドンとか食っていたのだろう、と思うと運命を感じますが(実際ふっち君はわたしのことを「たぶん見たことがある」と言っていたし)(ちなみにお金がないのでいつもウドンを食っていた思い出があります)、今日は学食でウドンを食っていた以外のキャンパスライフについても書いていきたい。
大学時代の思い出
●文学系のサークルに入ろうとしたけどみんなで集まって文学について語るのはキモイと思ったのでやめた
●本をたくさん読んでるとえらいみたいな空気があったので一日一冊なにかを読んでた
●文章が書けるとえらいみたいな空気があったのでたくさん文章を書いていた
●学校の中で友達に会うと「最近書いてる?」「最近読んでる?」っていうのがマジで挨拶代わり
●四年生のとき、ジェンダー関係の授業で、先生が外国人女性だったんだけど、「外国人からすると『オマンコ』という言葉は、「お」という接頭語がついているし、語感としても、かわいらしい感じがする」と言うので、姫野カオルコが「オマンコ」という言葉を知らず(印刷物などでは「オ○○コ」などと伏字になっているので知らなかったとのこと)、一体伏字部分にはどのような文字が入るのか、と疑問に思っていたところ、駅のトイレかなんかで「オメコ→関西 オマンコ→関東」という大変丁寧な説明書きを目にし、初めて「オマンコ」という言葉を知ったが想像していたよりもずっと牧歌的な言葉だと思った、というエピソードを引いて「日本人と『オマンコ』という言葉」について説明したところ、下級生がドン引きしていた
●好きな男の気を惹くために藤枝静男や小島信夫や古井由吉を読んだのに全然付き合ってもらえなかった
●教室に入ると机の上に「君も革命マルクス派に入らないか」というチラシが置いてあった
●廊下の掲示板に志位委員長のポスターが十枚くらい貼ってあった
●授業が始まる前に自治会の人が「イラク派兵反対!」みたいな演説をしていた
●ソウルフラワーユニオンの中川敬が自治会のチラシにコメントを寄せていた
あと、うちの大学のセックス事情とかも知りたい、ということだったんだけど、そういうのはもっとセックス充っぽい人に聞いたほうがいいんじゃないかな……(ワダさんとか)。たぶんふっち君もわからないと思うし……。
振り返ると結構ストイックな学生生活を送っていたなーと思います(セックスをしなかったという意味ではありません)。こんなにハメ外しちゃいました!みたいなエピソードはなにもありません……お酒も飲まなかったですし……友達もあんまりいなかったですし……でも大学生の頃は本当に楽しかったです、頭のおかしい人しかいなかったので、とても居心地がよかった。いろんな人がいるのが当たり前で、周りから浮いてたらどうしよう、という心配をする必要が一切なくて、学校にいくのが楽しかった、という記憶は、大学生のときだけです。今は、わたしの在籍していた学部はもうないので、母校がなくなってしまったような感じです……。
あと、メールをくれた受験生君は、この大学が「庶民的」だと思っているみたいだし、世間的にも貧乏学生のあつまりみたいに思われているけど、実際には、学生の親の所得が東大の次に高いのがうちの大学であるというデータもどっかで見たし、完全に偏見です、学生は金持ちの家の子が多くて、当時の彼氏とか友達とかの実家は開業医だったし、わたしは貧乏サラリーマンのおうちの子なので、世の中に金持ちってホントにいるんだ!と思いました、金持ちを発見する、という、貴重な体験もできて、よかったです。