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8ヶ月経ったら家庭の状況が人から「理想的」とか言われる程度に変化したことについて

ブログを書いたあとは、それに対してどういう反応があったのか、はてなブックマークのコメントやツイッターでの言及を確認するんですけど、こないだ書いたやつ(フルタイム共働きで幼児を育てて一年半くらい経ったところの所感 -http://nejiko.hatenadiary.com/entry/2014/10/21/164756 )は「これは理想的」「羨ましい」「恵まれている」「みんなこんな風にできるなら少子化も解消するはず」というような感想が多い、と感じました。
一方で、以前に書いた似たような内容の記事(共働き子育て家庭の生活を合理化するhttp://nejiko.hatenadiary.com/entry/2014/02/16/125229 、子供の世話は合理化できないhttp://nejiko.hatenadiary.com/entry/2014/02/22/234204 )については、比較的多くの人に読んでいただいたのですが、共感以外の反応だと「こんなに大変では共働きで育児なんて無理」「子供が欲しくなくなる」「子供がこんなふうなのは何か問題があるのではないか」「こういう育児の大変さをブログに書く人がいるから少子化が進むのだ」という感想がありました。同じ人間が、同じ家庭について同じように身辺雑記を書いたのに、8ヶ月経ったら殆ど正反対の反応になっている!8ヶ月前には、我が家の状況を見て「羨ましい」どころか「ウチよりはマシ」と言う人さえ殆どいなかった(子供が何人もいる人らしいからは「子供一人しかいないのに弱音吐くな」みたいな反応があったくらい)というのに、これはどういうことでしょうか。この8ヶ月の間における状況の変化、というものが重要なポイントなのかもしれない、と思いました。

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(1歳9ヶ月頃の娘。テーブルの上に乗って「チューブでバター」の容器をいじくる、という手のつけられないワルさで、わたしが育児の自信を失っていた頃)


ではこの8ヶ月の間にネジ家でなにが起きたのか。
一つには「子供が成長した」ということがあります。1歳9ヶ月だった娘が、2歳5ヶ月になりました。一般には「魔の2歳児」と言われますが、うちの娘の場合はイヤイヤ期が1歳半くらいで発現し、身体能力も言語能力も未熟な状態で自己主張ばかりが強くなっていたので、色々無理が多かった。着替えが一人だとなかなかできないのに、自分でやりたい。階段も一人で降りるのはまだ危ないのに、自分の足で降りたい。自転車にもベビーカーにも乗りたくないし、親と手を繋ぐのはイヤだけど、まっすぐは歩けない。だから朝保育園に行くのにマンションの階段を降りるのに5分、自転車に乗せるのに10分かかる、という毎日でした。
2歳を過ぎると、言葉が上手くなって、あれをしたい、これはイヤ、というのが明確に意思表示できるようになったので、無闇に泣き叫ぶということがなくなったし、言葉が通じると誤魔化しもきく(これも今だけでしょうが)。歩くのもしっかりしてきて、歩道を歩くとか路側帯の白線の内側を歩くとか、停止線で止まる、横断歩道は手をあげて渡る、信号が赤の時は止まる、などの交通法規も身についてきた。おかげで保育園の送り迎えの時間的・精神的負担も半分くらいになりました。

もう一つは、夫が転職して、在宅時間が増えたこと。うちの夫はそれまでも家にいれば家事育児を一通りやってくれるタイプなのですが(結婚当初は夫の帰りが早かったので、毎日晩ご飯の献立とレシピを指定するのがわたしの仕事で、夫がそれを作って妻の帰りを待っている、という生活だった)、保育園に入るために待機児童の少ない地域へ引っ越しをすることになり、そのために夫は転職をし、転職先がなかなか激務で、朝5時に出勤して夜9時以降に帰宅するのが週6日、という生活だったので、朝子供を起こしてから夜寝かせるまでに必要なことは全てわたし一人でやらなければなりませんでした。
この生活は大変だったけれども、まあ晩ご飯の後片付けとかは放っておいても夫がやってくれるし、日々の生活を回していくことは可能でした。でもこの状態だと二人目を妊娠出産するとかは無理だなあ、あくまでもいまの生活パターンを維持していくことしかできないなあ、と思っていたのですけど、ある日突然夫が会社を辞めてきて、家のことがもっとできるように土日が休みの仕事に転職する!と言い出し、1ヶ月後には土日が休みで残業が2時間までの会社(家から自転車で10分)に再就職したので、夫は仕事をしなくてよくなった時間の分だけ家事が増えたと思うけど、わたしがやるべきことは減ったので、すごく楽になりました。

(それにしても、男は35歳を過ぎても正社員の転職先がちゃんとあるんだなあー、と感心しました、わたしが今の会社を辞めたら、いくら専門職とはいえ、30過ぎた子持ちの女を正社員で同じ程度の待遇で雇用してくれる企業はまず無いと思います)

つまり共働き子育て家庭の運営を楽勝にするポイントは、夫が家事育児を妻と同程度にすることと、そのために、夫が長時間労働をしない、ということかなあ、と思います。個人的には、稼ぎがよくて家にいない男にお金を入れてもらって家事と育児を一人でやるよりも、夫婦で同じくらい稼いで子供は昼間は社会に育ててもらって、二人とも早めに帰宅して一緒に家のことをする、というのが一番いいとこ取りで楽だと思うので、今のところそういう生活ができてよかったなあ、と思います。
若い頃は仕事が本当に辛くて、辞めるか死ぬかしたい、と思っていたけど、辞めたり死んだりしなくてよかった〜!

こういう生活ができるのは、まあ色々ラッキーだったから、ということもあるだろうけど、結婚相手の判断基準を年収とかではなくて、女の人権を尊重するタイプかどうか、としたこととか、自分の仕事がきつかったけど雇用条件が安定していたから辞めなかったこととか、仕事を続けるために保育園に入れそうな地域を選んで産後に引っ越しをしたこととか、そういう選択の末に成り立っていると思うので、状況というのはある程度までは選択したり作ったりすることもできるんだな、と思います。あと女の人権を尊重するためにいちいち転職するのでうちの夫はいい人だなあと思いました(はてな婚です)。


↑朝子供があまりにも自転車に乗るのを嫌がるので、20分駐輪場で格闘した挙句、朝7時半に24時間営業しているレンタルビデオ屋の書籍コーナーでアンパンマンの絵本を買って「モノで釣るのが癖になったらどうしよう……」と罪悪感にかられつつこれを子供に持たせなんとか自転車に乗せて登園した(会社は遅刻した)、という思い出の絵本です
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