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結婚の条件

結婚にはデメリットしかない、みたいなこと言う人一定数いるじゃないですか、わたしはもともと結婚願望とか全くなかったんですけど、縁あって結婚することになって、してみたらデメリットなんか別にないじゃん、ちょう便利じゃん、と思ったのですが、最近、よその夫婦の話とか聞いてて、なんで、結婚にはデメリットしかないとか言う人が一定数いるのかわかってきました。

わたしは結婚するまで6、7年くらい一人暮らしをしていました、一人暮らしだと家事も全部一人でやらなきゃいけないし、お金がないから外食せずに自炊をしていたけど一人分の食事を毎日作らなきゃいけないし、家賃も一人で払わなきゃいけないし、一人暮らしは楽しいけどコストパフォーマンスは悪かったです。しかし家事を一人で行うことの苦労や料理のスキル、部屋探しスキルや引越しスキルなどが身につき、お金はかかるけど得るものも色々ありました。

それで結婚したら家賃は折半だから一人分の負担は減ったし、生活費も、二人暮らしになったからといって一人暮らしの倍かかるというわけではなくて、1.5倍くらいにしかならないので、これも折半すると減ったし、家事も二倍になるわけではないから折半すると減ったし、支出が減ったから貯金も増えたし、結婚前はデートも週末しかできなかったのに(仕事で疲れ切っていたので平日のデートはしなかった)、なんと毎日恋人に会えるし、結婚生活まじすごくない⁈と思っていました。

まあでも結婚した人に「結婚生活どうですか」って聞いても「結婚まじいいよ!」っていう話は出てこないですよね、なんか自慢してるみたいな感じになるから言いにくいんだと思うけど、それで女の人だと大体みんな「家事が大変」だって言うんだよね。
家事はそれなりに大変なものだから、「家事が大変」という話は共感も得やすいし便利なんですけど、聞いてるとホントに大変そうなんですよね、こういう話は会社の人とすることが多いですけど、うちの会社の人って首都圏で生まれ育ってそのまま実家に結婚するまで住んでる人が多いんですね、お給料が安いから一人暮らしなんかできないと言うことなんですけど、お給料自体は女性で年収350万円くらいなので、すごい安いというほどではないですね、でもみんな年に2回3回と海外旅行に行くので同じ生活水準を一人暮らししながら維持するのは難しいかもしれません。
なので実家に住んでる人多いんですけど、それで結婚したら家事を全部妻の方がやってるんですよね、うちの会社の女性社員は自分より高収入の男性と結婚する傾向が強いのですが(収入の額は知らないけど、国家公務員とか銀行員とか大企業勤務とか、社内結婚も多い)、夫が比較的高収入だからと言って家事代行とか使う人もあんまりいなくて、妻が家事を全部やってる。
夫が電子レンジの使い方さえ知らないという人、夫が包丁の使い方さえ知らないという人、夫が乾燥機で乾燥した洗濯物の匂いを嫌がるから乾燥機があるけど使えないという人、などなど、色んな夫の話を聞くので、すげえなー!と思っていたら「でもうちの夫は着るものは出してあげなくても自分で出すのでそのへんは楽ですね」とか言われて、どっひゃー!となったりもします、大の大人がその日に着る服を自分で出す、とか、そんなことを「しなくて済むから助かってる」などという話題が、成立するとは!!!

今まで実家で自分のお母さんが家事をやってくれていたのが、結婚したら夫の世話も含めて家事を一通り全部自分でやる、となったら、そりゃ大変だと思います。朝起きてご飯作って食べて後片付けして出勤して献立考えながら夕飯の買い物して帰宅して晩ご飯作って食べて後片付けして洗濯して干して夫のワイシャツにアイロンかけてお風呂洗って入って昨日の洗濯物二人分畳んで、とか、考えただけで無理、子供がいる人だとここに朝夕の保育園送迎と晩ご飯も下の子の離乳食と上の子の幼児食と大人の食事と三種類作ったりして、しかも夫は食べながら味付けにケチをつけたりするんですって!!!

なんなのこの仕打ち?
罰ゲームなの?


って思うんですけど、まあそういう生活をしている女性が結構いるんですよね。仕事は続けるんですよ。だっていまどき結婚したくらいじゃ仕事辞めない、うちの会社は雇用も安定しているし、残業もそんなに多くないし、残業しても残業代がつくし、休みもあるから、結婚したからと言って辞める人はあんまりいない。女も自立しなければ、と思ってるフェミニストでなくても、学校出てからずっと仕事しているから、それの延長で仕事を当たり前に続けているという感じです。子供が出来ても復帰できるから辞めない、結婚したり子供ができたりすると女のほうが大変だよね、と言いながら、フルタイム勤務と家事と育児を一手に引き受けている人が沢山いる。


その一方で、夫から「共働きだから二人の収入から家計を賄おう」と提案されて、「結婚したんだから家計は夫の収入から賄うべき、自分の収入は自分の好きなように使いたい!」と言って夫婦喧嘩になった、という人の話を聞きました。彼女は結婚=男に養ってもらうこと、と思っていて、できれば仕事は辞めたいけど辞めないにしても自分の収入は自分の小遣いにしたい、と考えていたようです。


なんかそういう、人んちの結婚生活の話を聞いていて、あー、夫婦って別にどんな夫婦でも二人で苦楽を共にして力を合わせて生きていこう、と思っているわけではないんだな、結婚というシステムに乗っかってあわよくば自分だけでも楽をしよう、と思っている人がいるんだな、ということに気がつきました、なるほど、結婚相手が「あわよくば」のタイプだと、結婚のメリットってあんまりないのかも!


で、この「あわよくば」に利用されるのが性別役割分業、男は収入を得て家族を養い、女は家事育児などの再生産活動に従事する、という性別と家庭内の役割を結びつけたやつ、なんですよね、実態としては二人とも仕事をしていて収入があるのに、家事は女ばかりやっていたり、家計は男のほうに負担が大きかったり。
心ある人だったら、性別役割分業思想はともかく、相手の負担を少しでも減らそう、と気遣ってくれると思うんですけど、そういう人あんまりいないんでしょうか、そうでもない話ばかり聞こえてくるんですよね。もしかしたら日本の伝統文化に則って、自分の家庭のことは謙遜や自虐で修飾しないと語れないという暗黙の了解があるのかもしれませんが、そういう話ばかり聞かされていたら、結婚にはメリットがないのでは?と思うのもそりゃ合点がいきますね。

でもお互いがお互いを尊重して、協力し合って生活していくのならば、仕事も家事も育児も負担が半減されて生活が楽に楽しくなるので、結婚するなら他人の人権を尊重するタイプがいいと思います。ちなみにうちの夫は家事も育児もやるし定職にも就いているしわたしが作った料理はなんでもおいしいおいしいと言って食べる素晴らしい人間なので、よく「そんな男どこで見つけたの⁈」と言われますが、インターネットで見つけました、インターネットはなんでも見つかるので便利です!


結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)

結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)


これは若い頃に読んで大変感銘を受けた本ですが、もう10年くらい前の本なのでいまの結婚事情にはそぐわないのかもしれない、でも、結婚について考えるなら読んでおいて損はない一冊です!
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