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社員旅行

秋の社員旅行に引き続き、同じメンツで奥多摩に行ってきました。前回はバカの同期のおうちが持っている別荘的なところに泊まったのですが、奥多摩には別荘がないというので、「使えねえな」と言いながら宿をとることにしました。
バカの同期は彼女と別件で旅行に行っており、夜に合流する、ということになったため、三人で車で奥多摩に向かったのですけど、三人の音楽の趣味が全く合わないので困りました。一人はヒップホップ、一人は(よくわかんないけど毒にも薬にもならないタイプのきれいで爽やかな)ロック、わたしはジャズと民族音楽で、もう全く妥協点が見出せない、お互いがお互いの好きな音楽について全く理解を示せないという状況でしたが、わたしたちはバンドではなく会社の同期なので、音楽性の違いのために解散するようなこともなく、無事に奥多摩に到着しました。途中でポニーに出会いました。

宿は古い民宿で、部屋の窓の鍵は壊れているし、部屋の戸はただの襖で鍵もかからないし、畳の上にてんとう虫の死骸が多数落ちているし、いろいろオープンな雰囲気でしたが、景色もよくてなかなか素敵でした。

ただ本当に古くてちょっと歩いただけでも音や震動が伝わるので、夕食のときに客の中に若いカップルがいたのですが、「あいつらがセックスしたらかなりやばいね」「宿壊れるね」「たぶん地下の部屋がカップル専用なんだよ」「でももうセックスレスの二人かもしれないし」などと他人のセックス事情を全力で心配したものの、特に宿に激震が走るようなこともなく、安心しました。
セックスといえば奥多摩に来た本来の目的は「UNOをやって負けた人が罰ゲームとして面白かったセックスの話をする」というものだったのですが、全員が「他の誰かがUNOを持ってくるだろう」と思い込んでいたためUNOが無く、従って罰ゲームもできませんでした。普通に酒を飲んで普通に酔っ払い、眠くなった人から布団を敷いて寝ました。わたしは布団に入ってからもまだ起きていたので、もう一人起きていた同期と、旅行の際に電気を消して布団に入ったあと友達とするのに最も適切な話題であるところの、好きな人の話をしました。それにしても電気を消してから始まる恋バナというのはなんと面白いのでしょうか……!
二日目はバーベキューをするためにバーベキュースポットを探しましたが、川はあれども川原にちょうどよく下りられるスポットが見つからず、結果として車を置いた場所から山の中の遊歩道を四十分くらい歩いて川原に下りることになりました。オートキャンプ場的なスポットもいくつかあり、覗いてもみたのですが、リア充的な若者が多数おり、にぎわっていたため、「こんなチャラチャラした場所で焼いた肉が食えるか!」ということになり、硬派な我々は肉と炭を持って山道を歩くことになったのです。

川沿いの山道を歩いていくのでなかなか景色はよかったです。

歩くこと四十分、川原に着きました。釣り人がそこかしこに立っている、と思ったら、かかしだったりしました。

水が冷たくてきれいでした。川の水で酒を冷やしました。

わたくしはスミノフアイスをいただきました。肉を食って酒を飲んだ後は川原に寝転がって一人でお昼寝しました。用意が悪くてブルーシートとか誰も持ってないので石の上で直に寝ました、買ったばかりのTシャツで。お昼寝から起きたら撤収してまた山道を歩いて帰りました。帰りの道では、行きには見られなかった落石とおぼしき大きな石が落ちているなどのアクシデントを楽しむこともできました。もうみんな疲れたのでそのあとは直帰でした。帰りの車で「バーベキューは楽しいけど、ドライバーが酒を飲めないので、みんなで酒が飲めるバーベキューをしたいよね」という話になり、わたしは「じゃあフジロック行こうぜ!!!」と提案したのですが、誰からも共感を得られず、悲しい思いをしました。でもフジロックは行きます。

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