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こないだ読んでた本(黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂鬱と希望 (光文社新書))に、「人間いつかは死ぬので根本的に向いていないことをいつまでも続けていても仕方がない、と思い、会社を辞めた」みたいな記述があり、確かにそうだなあ、わたしも辞めよっかなあ、と思ったんだけど、今の会社に入って三年経つのにいまだにこの仕事が向いているのか向いていないのかよくわからないし、でも仕事自体はかなりイヤだし、なにがイヤかというと、仕事が忙しいとか、やることが多すぎるとか、非常にしばしば客に怒鳴られたり絡まれたりするとか、そういうのは別に平気なんですけど、担当している案件の中で「うまくいかないやつ」があるわけで、なんでうまくいかないかっつうと、わたしの仕事は人と人の間に入って折衝をする、ということなので、どっちかが常識からはずれたことを言うてると話がつかないわけ。そういう人を説得するのがわたしの仕事なんだけどわたしの説得スキルだと説得しきれない場合もあるわけ。それで揉め事がたまっていき、客から「お前が無能なせいで話がつかないぞ!」と責められる、というのがわたしのお仕事なんですけど、まあ改めて考えてみるとうまくいかないやつがうまくいかない理由はわたしのスキル不足ということに加えて半分くらいは当事者のどっちかが常識はずれなことを言っているのが原因なんだからあんまり気に病まないほうがいいなあ、と思うようにしよう。
それさえ自己解決してしまえば、今の仕事もそう悪くないというか、とりあえず出勤すれば仕事はあるし、仕事が多すぎるということはあってもなくなるということはないし、だからクビになることもないし、たぶん産休も育休もとれるし、万が一クビになっても専門職だからほかの会社いけばいいし、仕事が忙しいと仕事以外の悩みがなくなるので人生概ねハッピーに過ごせるし、仕事が忙しいとショッピングとかする暇もないから節約にもなるし、こないだ一年半以上も新しい靴を買っていないということに気が付いて自分でもドン引きしたくらいだし、安月給の割にはだいぶ勝ち組だと思いました。要するにいま仕事が忙しいです。

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